問題を速やかにエスカレ(報告・相談)してもらうには
リーダ「問題があったらすぐにエスカレ(報告や相談)してください」
メンバ「はあ…」
(数日後)
リーダ「すぐエスカレしろって言ったよね!? なんでしなかったの!?」
メンバ「…すみません…」
こういうやり取りをたまに見ますが、エスカレしたいと思わせる工夫が大事だよな、リーダががんばらなきゃいけないよな、と思っています。
こんなリーダには、エスカレしたくない
別チームを見ていて感じた印象での話です。
何もしてくれない
メンバ「すみません、作業量が多くて遅延しそうです」
リーダ「期限は期限だから。月曜までだし、週末もあるでしょ。なんとかして」
メンバ「…はい(何もしてくれないんじゃ、エスカレしても意味ないな)」
言い出しっぺの法則
メンバ「別の設計書にバグを見つけたんですが」
リーダ「一緒に直しといて。時間ないけど、直さないと動かないから。直して」
メンバ「…はい(気づかないフリをしておけばよかった)」
仕事と言えどお互い人間ですから、「この人となら気持ちよく仕事ができる」とお互いが思えるような関係づくりが大事です。
こんなリーダには、エスカレしたい
メンバの立場での実体験です。
動いてくれる
メンバ「すみません、作業量が多くて遅延しそうです」
リーダ「そっか… どれくらい遅れそう?」
メンバ「予定よりもプラス1日は欲しいです」
リーダ「わかった。ただ、今後も遅れると危ないから、改善できるところがないか一緒に考えたい。あとで相談に乗って」
判断してくれる
メンバ「別の設計書にバグを見つけたんですが」
リーダ「そのバグは危ない。バグの修正お願いできる?」
メンバ「今の作業はどうしますか?」
リーダ「止めていいよ。タスクとスケジュールは見直しておく」
責任を持ってくれる
メンバ「すみません、修正ミスでした」
リーダ「いいよ。私がレビューしたんだから、私の責任だよ」
※新人だった私には衝撃的な言葉でした。と同時に、「リーダに迷惑を掛けないよう、自分自身で改善できることは積極的に改善しよう」とか「こんなリーダになろう」と思うきっかけになりました。
私もサブリーダの立場として、極力「エスカレしたい」で挙げた行動が出来るよう意識しています。
あとは、「作業が残ってても、『ベストを尽くした!』と思ったら帰っていいよ!」と言い続けています。